世界最大の経済大国であるアメリカ。現在の株式市場も好調で強気相場が続いています。
米国株式について、3つの主要株価指数を解説します。
S&P500、NYダウ、NASDAQ総合指数
S&P500
時価総額が大きい500社で構成
過去20年の利回りは、年平均約12%程度。
銘柄選定基準:時価総額158億ドル以上、四半期黒字など定量基準
指数の計算:時価総額加重平均
時価総額の大きい銘柄の値動きに影響を受けやすい
各期間における平均利回り
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約50年間:年平均約9.9%
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過去30年間:年平均11.9%
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過去20年間:年平均12%
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過去10年間:約10%超〜16%程度
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2024年:年平均23.31%
近年5年の年率リターンは24.9%と高い利回り
代表的な銘柄トップ10(2025年9月時点)
1 エヌビディア
2 マイクロソフト
3 アップル
4 アマゾン・ドット・コム
5 メタ・プラットフォームズ
6 ブロードコム
7 アルファベットA
8 バークシャーハサウェイ
9 テスラ
10 アルファベットC
NYダウ
優良企業30社で構成される歴史ある指標。時代や経済環境の変化に応じて銘柄の入れ替わりが行われる。
現在は、ハイテク、サービスなど幅広い業種が含まれる。
銘柄選定基準:指数委員会による審査で選定
指数の計算:株価平均型
株価が高い銘柄ほど指数に与える影響が大きい
過去20年の利回りは、年平均約8〜9%程度
NYダウはS&P500に対して、分散が限定的。
代表的な銘柄トップ10(2025年9月時点)
1 アップル
2 マイクロソフト
3 アムジェン
4 アメリカン・エクスプレス
5 ボーイング
6 ナイキ
7 プロクター・アンドギャンブル
8 キャタピラー
9 シスコシステムズ
10 メルク
NASDAQ総合指数
ITや新興企業の割合が高い
アメリカのナスダック市場に上場している全銘柄約7000銘柄を対象とした株価指数。
NASDAQ100はハイテク株中心。
ハイテク株とは、高度で最先端技術を持つ企業。半導体、電子機器、コンピュータ、ソフトウェアなど、インターネット、通信機器、AIなど。
指数の計算:株価総額加重平均型
時価総額の大きい銘柄の値動きに影響を受けやすい
過去20年の利回りは、13.5%程度
S&P500と比較すると、平均年率リターンは高い。
1 エヌビディア
2 マイクロソフト
3 アップル
4 アマゾン・ドット・コム
5 メタ・プラネットフォームズ
6 ブロードコム
7 タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング
8 アルファベット
9 テスラ
10 アルファベット
まとめ
投資商品も多い中、今はアメリカ経済大国へ投資することは合理的とも言えます。
アメリカの株価指数を理解して、投資商品を選ぼう!