筆者は大学生の頃、服をよく買っていた。
好きな服を着たいという願望もあった。
次第に、服は増えていきクローゼットに入り切らなくなった。似たような服もあれば、違った服もある。
よく着る服もあれば、さほど着ていない服もあった。
大学生で初めてアルバイトを始めた。
給料が入った時は、自由に使えて好きな物を買った。
特に服は何着買ってもすぐに欲しい服が見つかり、自分の心を満たしてくれていた。
その当時、家計管理などはしておらず、アルバイトで稼いだお金はすぐに使って無くなっていった。
貯金、節約というものは頭になく好きに使って過ごしていたのだ。
社会人になって、入ってくるお金が増えれば、さらに好きな物を買っていた。
週末は街に出掛けて買い物をしていた。特に欲しいものがあるわけでもなく、ただ、街へ出て買い物をすることで心を満たしていのだ。
仕事のストレスを発散する方法も買い物をして心を満たすことだった。
それではお金が貯まるわけはない。今思えばそうだが、当時はただなんとなく物を購入していた。
服は必要最低限数着あれば十分生活ができる。
自分の心を満たす、ストレスを発散させるために服を買っていたと気づいたのは、家計簿を付けてお金の管理を始めたときだった。
服の購入に大きな支出がかかり、貯金が全く出来ていなかった。
改めて、出費を見直してお金を貯めようと思った時、服を購入しなくなった。
購入しても、年に1回〜2回の時もあった。
服を購入する事自体悪いことではない。自分の着たい服や欲しい服があれば購入して心を満たしてくれるのが一番だ。
しかし、自分にとって、服を購入して初めて着た時は心が満たされるが、次第に心が満たされなくなり、新しい服を求めるようになった。
これでは服を永遠に購入し続けてしまい、着ない服が増えるだけになる。
そのため、服を購入することをやめて本当に必要な服だけを着るようにした。
不要な服は処分もしくはリサイクルして減らしていった。
その結果、服を購入する回数が減り、貯金も出来るようになってきた。
最初はどうしても欲しい服でも、1ヶ月してみる。1ヶ月後も欲しければ購入を検討するというルールを決めていた。
我慢して時間が経ってみると購入した気持ちが薄れていることも多々ある。
貯金が貯まると、自分にとって本当に必要な物が何かを考えて、購入するようになった。
家の中で不要な物は捨て、購入しなくもて良いものを買わない。
仕事のストレスは、物を買うことで発散するのではなく、お金を使わない方法で発散することを考える。
など、お金を貯めるために、自分にとってより生活の質を上げることに繋がっていく。