はじめに
「共働きなのに、なぜかお金が貯まらない」 「二馬力のはずなのに、生活が楽にならない」
こんな悩みを抱えていませんか?
私たち夫婦も、共働きを始めた当初は同じ悩みを抱えていました。夫の年収450万円、妻の年収350万円の合計800万円。決して少なくない世帯収入があるにもかかわらず、貯蓄はほとんど増えず、毎月赤字スレスレの生活を送っていました。
しかし、家計管理の方法を根本から見直し、共働きならではの仕組みを作ったことで、5年間で貯蓄額を1,800万円まで増やすことができました。
この記事では、私たちが実践してきた具体的な方法を、データと共に包み隠さず公開します。収支の変化、家事分担の工夫、貯蓄・投資戦略、そしてメンタル面での変化まで、リアルな経験をお伝えします。
第1章:共働き家計が陥りがちな「4つの罠」
1-1. 収入増加の罠:「二馬力だから大丈夫」という思い込み
共働きを始めた当初、私たちが最初に陥ったのがこの罠でした。
Before(妻専業主婦時代)
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夫の手取り月収:32万円
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妻の収入:0円
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合計:32万円
After(共働き開始直後)
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夫の手取り月収:32万円
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妻の手取り月収:24万円
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合計:56万円
月の収入が24万円も増えたのですから、当然生活は楽になるはずでした。しかし実際には、貯蓄額はほとんど変わらなかったのです。
なぜこのようなことが起きたのか?
データを分析すると、以下のような支出増加が見られました:
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外食費:月2万円 → 月6万円(+4万円)
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被服費:月1.5万円 → 月4万円(+2.5万円)
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交通費:月0.5万円 → 月2万円(+1.5万円)
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日用品・美容:月2万円 → 月4.5万円(+2.5万円)
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趣味・娯楽:月3万円 → 月6万円(+3万円)
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その他の生活費:月1万円 → 月3万円(+2万円)
合計:月15.5万円の支出増加
収入が24万円増えたのに、知らず知らずのうちに支出も15.5万円増えていたのです。「共働きで頑張っているから」という意識が、無意識の消費を正当化していました。
1-2. 時間コストの罠:「便利さ」への過剰投資
共働きになると、時間が貴重になります。そのため「時短」のために様々なサービスやモノを購入するようになりますが、ここに大きな落とし穴がありました。
私たちが陥った時短コストの例:
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食材宅配サービス:月4万円 (スーパーより割高だが、買い物に行く時間が節約できる)
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惣菜・冷凍食品:月3万円 (調理時間の短縮)
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タクシー利用:月1.5万円 (疲れているときの移動)
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クリーニング:月1万円 (洗濯の手間削減)
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家電の買い替え:年間20万円 (時短家電への投資)
合計:月9.5万円 + 家電年間20万円
確かにこれらのサービスは時間を生み出してくれました。しかし、その時間で何をしていたかというと、疲れてソファでだらだらと過ごしていることがほとんどでした。
時間を買っているつもりが、実際には「疲労から逃げるための消費」になっていたのです。
1-3. 口座分離の罠:「見えない化」が進む家計
共働き夫婦の多くが、夫婦それぞれの口座を持ち、生活費を分担する形を取っています。私たちも同様でした。
当時の管理方法:
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夫:家賃、光熱費、保険を担当
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妻:食費、日用品、子どもの費用を担当
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それぞれの収入の残りは個人管理
一見合理的に見えるこの方法ですが、大きな問題がありました。
問題点:
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全体像が見えない 家計全体でいくら使っているのか、二人とも把握していませんでした。
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最適化ができない 夫が払っている保険が実は割高でも、妻は気づきません。妻が契約している食材宅配の費用対効果も、夫は知りません。
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貯蓄目標が曖昧 「各自、余った分を貯金」という方針では、結局どちらも「余らない」のです。
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相手への不信感 「自分だけ節約して、相手は使っているのでは?」という疑念が、夫婦関係にも影響を及ぼしていました。
実際、この方法では年間の貯蓄額は150万円程度。世帯年収800万円の家庭としては、明らかに少ない金額でした。
1-4. 投資タイミングの罠:「余裕ができたら」の先延ばし
「今は忙しいから、もう少し落ち着いてから投資を始めよう」 「子育てが一段落したら、しっかり資産運用を考えよう」
こう思っていた期間が、3年も続きました。
機会損失の計算:
もし3年前から毎月5万円を年利5%で積立投資していたら:
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積立総額:180万円
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運用益:約14万円
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合計:約194万円
実際には銀行預金に置いていたため、利息はほぼゼロ。この3年間で約14万円の機会損失が生じていました。
さらに、インフレを考慮すると実質的な損失はもっと大きくなります。2020年から2025年の5年間で物価は約10%上昇していますから、預金の実質価値は目減りしていたのです。
この章のまとめ:
共働き家計が陥りがちな罠は、すべて「見える化」と「仕組み化」の不足が原因でした。次の章からは、これらの罠をどのように乗り越え、5年間で1,800万円の貯蓄を実現したのか、具体的な方法をお伝えします。
第2章:家計改革の第一歩|完全見える化システムの構築
2-1. 家計会議の開催:まずは現状把握から
家計改革の第一歩は、「現状の完全把握」でした。2020年1月、私たちは初めて本格的な家計会議を開きました。
家計会議の準備:
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直近3ヶ月分のクレジットカード明細を印刷
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銀行口座の入出金履歴を確認
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夫婦それぞれの資産・負債をリスト化
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固定費の契約内容を整理
この準備だけで、土日丸2日かかりました。しかし、ここで判明した事実は衝撃的でした。
判明した事実:
収入(月額)
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夫の手取り:32万円
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妻の手取り:24万円
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児童手当:1万円
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合計:57万円
支出(月額平均)
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住居費(家賃):12万円
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食費:9万円(外食含む)
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光熱費:2万円
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通信費:2.5万円
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保険:4万円
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教育費:2万円(保育料)
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日用品:3万円
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被服費:4万円
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交通費:2万円
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趣味・娯楽:6万円
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その他:8万円
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合計:54.5万円
月の貯蓄:2.5万円
年間貯蓄額は30万円程度。ボーナスから多少貯蓄しても、年間150万円が限界でした。
さらに驚いたのは、夫婦それぞれが「相手の方が使っている」と思い込んでいたことです。実際には、どちらも同じくらい使っていました。
2-2. 支出の分類と優先順位付け
現状を把握した後、すべての支出を以下の4つのカテゴリーに分類しました。
カテゴリー分類:
A. 生活必需支出(削減困難)
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家賃:12万円
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光熱費:2万円
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保育料:2万円
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最低限の食費:5万円
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合計:21万円
B. 最適化可能な固定費
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通信費:2.5万円 → 見直し余地あり
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保険:4万円 → 見直し余地あり
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合計:6.5万円
C. 管理可能な変動費
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食費(外食含む):9万円 → 目標6万円
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日用品:3万円 → 目標2万円
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被服費:4万円 → 目標2万円
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交通費:2万円 → 目標1.5万円
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合計:18万円 → 目標11.5万円
D. 生活の質向上費(選択的支出)
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趣味・娯楽:6万円
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その他:8万円
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合計:14万円
この分類で明らかになったのは、「生活の質向上費」が月14万円、年間168万円にも達していたことです。これらすべてを削る必要はありませんが、意識的に選択することが重要でした。
2-3. 家計管理システムの構築
現状把握と分類ができたら、次は「続けられる仕組み」を作りました。
私たちが構築したシステム:
システム1:口座の一本化と自動化
Before:
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夫の給与口座
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妻の給与口座
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共同生活費口座
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夫の貯蓄口座
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妻の貯蓄口座
After:
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メイン口座(給与受取・支払い用):1つ
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貯蓄口座(先取り貯蓄用):1つ
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投資口座(積立投資用):1つ
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個人口座(各自のお小遣い用):2つ
具体的な運用フロー:
給与日(25日) ↓
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夫・妻の給与がメイン口座に入金 ↓
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自動振替設定(26日実行)
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貯蓄口座へ:15万円
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投資口座へ:10万円
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夫の個人口座へ:4万円
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妻の個人口座へ:4万円 ↓
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メイン口座の残り(24万円)で生活費を管理
この仕組みの最大のポイントは、「先取り貯蓄・投資」です。残った分を貯蓄するのではなく、最初に貯蓄・投資分を確保し、残りで生活する仕組みにしました。
システム2:予算管理の見える化
スプレッドシートで予算管理表を作成しました。(マネーフォワードなどのアプリも検討しましたが、私たちにはスプレッドシートが合っていました)
月次予算シート:
カテゴリー予算実績差額備考食費(自炊)40,00038,500+1,500週1回まとめ買い食費(外食)20,00022,000-2,000月2回まで日用品20,00018,000+2,000ストック管理光熱費20,00019,000+1,000-通信費8,0008,0000格安SIM交通費15,00014,000+1,000-被服費20,00015,000+5,000計画的購入娯楽費30,00028,000+2,000-特別費20,00025,000-5,000家電修理合計213,000207,500+5,500–
月に1回、この表を一緒に確認する時間を設けました。時間にして30分程度ですが、この習慣が家計改善の鍵となりました。
システム3:週次ミニ会議
月1回の家計会議に加え、毎週日曜日の夜に15分だけ「ミニ会議」を開催しました。
ミニ会議のアジェンダ:
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今週の大きな支出の確認(各自1分)
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来週の予定と予想支出(各自1分)
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特別費の相談(5分)
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その他(7分)
この15分のミニ会議が、夫婦間の認識のズレを防ぐ大きな効果をもたらしました。
2-4. 見える化がもたらした変化
システムを導入して3ヶ月後、明確な変化が現れました。
数字の変化:
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月の貯蓄額:2.5万円 → 15万円
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月の投資額:0円 → 10万円
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生活費:54.5万円 → 32万円
精神面の変化:
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不安の軽減 お金の流れが見えることで、漠然とした不安が消えました。
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夫婦間の信頼向上 お互いの支出が見えることで、疑念がなくなりました。
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計画性の向上 「来月は○○を買いたい」という話し合いが自然にできるようになりました。
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達成感 目標貯蓄額を達成する喜びを、夫婦で共有できるようになりました。
特に印象的だったのは、妻の言葉です。 「家計を見える化してから、買い物をするときに『これは本当に必要か』と考えるようになった。節約というよりも、無駄な消費が自然と減った感じ」
この章のまとめ:
家計改革の第一歩は「見える化」でした。現状を正確に把握し、お金の流れを可視化することで、無駄な支出が自然と減少し、計画的な貯蓄・投資が可能になりました。次章では、具体的な支出削減の方法をお伝えします。
第3章:固定費削減|年間60万円のコストカット
家計改善で最も効果が高いのは「固定費の削減」です。一度見直せば、その効果が継続的に続くからです。私たちは1年かけて固定費を徹底的に見直し、年間60万円のコストカットに成功しました。
3-1. 通信費の見直し:年間18万円削減
Before:
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夫のスマホ(大手キャリア):9,000円/月
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妻のスマホ(大手キャリア):8,500円/月
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家のインターネット:6,000円/月
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合計:23,500円/月(年間28.2万円)
After:
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夫のスマホ(格安SIM):2,000円/月
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妻のスマホ(格安SIM):2,000円/月
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家のインターネット(光回線):4,500円/月
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合計:8,500円/月(年間10.2万円)
削減額:年間18万円
実施した具体的な手順:
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データ使用量の確認 大手キャリアのマイページで、直近3ヶ月のデータ使用量を確認しました。
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夫:平均3GB/月
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妻:平均2GB/月
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格安SIMの選定 データ使用量に合わせて、以下の条件で格安SIMを選びました:
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5GBプラン(余裕を持たせる)
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通話10分かけ放題付き
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回線速度が安定しているもの
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乗り換えタイミングの最適化 違約金が発生しない更新月を待たず、すぐに乗り換えました。違約金1万円を払っても、2ヶ月で元が取れる計算だったからです。
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家族間通話の対策 LINEやFaceTimeを活用することで、無料通話で十分でした。
注意したポイント:
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回線速度:昼休みなどの混雑時間帯の速度を事前にリサーチ
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サポート体制:オンラインサポートで十分か確認
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決済方法:クレジットカード払いでポイントも獲得
3-2. 保険の見直し:年間24万円削減
保険の見直しは、最も大きな削減効果がありました。
Before:
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夫の生命保険(終身保険):15,000円/月
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夫の医療保険:6,000円/月
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妻の生命保険:8,000円/月
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妻の医療保険:5,000円/月
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学資保険:10,000円/月
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合計:44,000円/月(年間52.8万円)
After:
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夫の掛け捨て定期保険:3,000円/月
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夫の医療保険:2,500円/月
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妻の掛け捨て定期保険:2,000円/月
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妻の医療保険:2,000円/月
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学資保険の代わりに積立投資:15,000円/月(投資枠に含む)
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合計:9,500円/月(年間11.4万円)+ 投資15万円/月
削減額:年間41.4万円(投資に回した15万円を除くと年間24万円の純削減)
見直しの具体的なプロセス:
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必要保障額の計算
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万が一の場合の生活費:月25万円
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遺族年金:月12万円
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不足分:月13万円
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必要保障額:13万円 × 12ヶ月 × 20年 = 3,120万円
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現在の貯蓄・資産:500万円
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必要保障額:約2,600万円
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保険商品の選び方
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貯蓄型 → 掛け捨てに変更(運用は自分で行う)
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保障額を必要最小限に
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更新型を避け、保険料が上がらないタイプを選択
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医療保険の考え方
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高額療養費制度で月の医療費上限は約9万円
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貯蓄で対応可能な範囲は保険に入らない
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先進医療特約だけは付帯
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学資保険の代替 学資保険の返戻率は約105%(18年で)。年利に換算すると約0.3%程度です。一方、つみたてNISAで運用すれば、年利3-5%が期待できます。 比較:
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学資保険(月1万円を18年):元本216万円 → 約227万円
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つみたてNISA(月1万円を18年、年利5%):元本216万円 → 約350万円
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保険見直しで学んだこと:
保険の営業担当者は「万が一」を強調しますが、データで考えることが重要です。
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30代男性の死亡率:約0.1%/年
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入院する確率:約5%/年
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がんになる確率(30代):約0.2%/年
これらのリスクに対して、どこまで保険でカバーし、どこまで貯蓄でカバーするか。私たちは「低確率・高損失」のリスクのみ保険でカバーし、「高確率・低損失」のリスクは貯蓄で対応する方針にしました。
3-3. サブスクリプションの整理:年間12万円削減
気づかないうちに増えていたサブスクを整理しました。
Before:
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動画配信サービス(3つ):3,000円/月
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音楽配信サービス(2つ):2,000円/月
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新聞(電子版):4,000円/月
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雑誌定期購読(2誌):1,500円/月
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ジム:8,000円/月
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その他アプリ:1,500円/月
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合計:20,000円/月(年間24万円)
After:
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動画配信サービス(1つ):1,000円/月
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音楽配信サービス(1つ):1,000円/月
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新聞(必要な記事のみ購入):500円/月
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ジム(市営ジム):0円(1回300円)
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合計:2,500円/月 + 都度払い(年間約3万円)
削減額:年間12万円
整理の基準:
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過去3ヶ月の利用頻度を確認
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週1回以上利用:継続
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月1回程度:検討
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ほぼ利用なし:解約
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代替手段の検討
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動画配信:1つに絞り、家族でシェア
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新聞:図書館や無料記事で代替
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ジム:市営ジムや自宅トレーニングで代替
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年間コストで考える 月1,000円のサブスクも、年間12,000円。5年で60,000円になります。
3-4. 電力会社の変更:年間6万円削減
電力自由化を活用して、電力会社を変更しました。
Before:
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大手電力会社:月平均18,000円(年間21.6万円)
After:
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新電力会社:月平均13,000円(年間15.6万円)
削減額:年間6万円
実施手順:
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過去1年の電気使用量を確認 電力会社のWebサイトで、月別の使用量とパターンを把握しました。
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比較サイトで最適プランを検索 価格.comなどの比較サイトで、使用量に合った最安プランを検索。
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乗り換え手続き Web申し込みのみで完了。工事も不要でした。
注意点:
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解約手数料の有無
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燃料費調整額の上限設定
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供給の安定性(倒産リスク)
3-5. その他の固定費削減
家賃交渉: 更新のタイミングで家賃交渉を試みました。周辺相場が下がっていたことを根拠に、月5,000円の減額に成功。年間6万円の削減になりました。
年間削減額の合計:
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通信費:18万円
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保険:24万円
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サブスク:12万円
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電力:6万円
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家賃:6万円
-
合計:66万円
この章のまとめ:
固定費の見直しは、最初は面倒に感じるかもしれません。しかし、一度実行すれば、その効果が永続的に続きます。私たちの場合、年間66万円、5年で330万円の削減効果がありました。
次章では、変動費の管理方法についてお伝えします。
第4章:変動費管理|ストレスなく年間80万円削減
固定費の削減は一度実行すれば効果が続きますが、変動費は毎月の管理が必要です。しかし、過度な節約はストレスになり、継続できません。私たちが実践したのは、「仕組み化」による無理のない変動費管理でした。
4-1. 食費削減:外食を減らさず年間36万円削減
Before:
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食費(スーパー・食材):月5万円
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外食費:月6万円
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合計:月11万円(年間132万円)
After:
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食費(スーパー・食材):月4万円
-
外食費:月4万円
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合計:月8万円(年間96万円)
削減額:年間36万円
「外食を減らさず」削減できた理由:
多くの節約術では「外食を控える」ことが推奨されますが、共働き家庭にとって外食は大切な時間です。私たちは外食の「回数」ではなく、「単価」と「無駄」を見直しました。
実施した工夫:
工夫1:週1回のまとめ買い
Before:
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ほぼ毎日スーパーへ
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その都度、特売品や不要なものまで購入
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食材の重複や無駄が多い
After:
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週1回、土曜日にまとめ買い
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1週間の献立を事前に決める
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買い物リストを作成
効果:
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無駄な買い物が減少
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食材の廃棄率が半減
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買い物の時間も削減(週5回 → 週1回)
具体的な方法:
日曜日の夜、15分だけ次週の献立を考えます。全部を決める必要はありません。主菜だけでOKです。
献立例(1週間):
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月:鶏肉の照り焼き
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火:豚肉の生姜焼き
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水:鮭のムニエル
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木:ひき肉でハンバーグ
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金:外食
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土:麻婆豆腐
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日:カレー(作り置き)
これをベースに買い物リストを作成し、土曜日に一気に購入します。
工夫2:食材宅配の最適化
Before:
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高級食材宅配サービス:月4万円
After:
-
コープの宅配:月2万円
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週1回のスーパーと併用
削減額:月2万円(年間24万円)
完全に食材宅配をやめるのではなく、コスパの良いサービスに変更しました。コープなら品質も良く、価格もスーパーと大差ありません。
工夫3:冷凍保存の活用
週末に作り置きをすることで、平日の調理時間を短縮し、外食や惣菜購入の頻度を減らしました。
作り置きメニュー例:
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カレー(冷凍で2週間保存可)
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ミートソース(冷凍で1ヶ月保存可)
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下味冷凍(肉に調味料を揉み込んで冷凍)
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野菜の下処理(カット野菜を冷凍)
時間配分:
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日曜日の午前2時間で、平日3日分の作り置きを完了
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平日の調理時間:30分 → 15分に短縮
工夫4:外食の「質」を上げる
外食の回数を週2回から週1回に減らしましたが、1回あたりの予算を上げました。
Before:
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週2回 × 6,000円 = 月48,000円
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チェーン店が中心
After:
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週1回 × 8,000円 = 月32,000円
-
少し良いレストランへ
削減額:月16,000円
回数を減らして単価を上げることで、外食の満足度が大きく向上しました。「今週はどこに行こうか」と選ぶ楽しみも増えました。
4-2. 日用品費削減:年間12万円削減
Before:
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日用品費:月3万円(年間36万円)
After:
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日用品費:月2万円(年間24万円)
削減額:年間12万円
実施した工夫:
工夫1:ストック管理
無駄な買い物の原因は「在庫がわからない」ことでした。
対策:
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スマホのメモアプリに在庫リストを作成
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補充タイミングを決める(トイレットペーパーは残り3ロールで購入)
-
買いすぎを防ぐ
工夫2:まとめ買いの活用
Amazonや楽天で日用品をまとめ買いすることで、単価を下げました。
例:
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トイレットペーパー:スーパーで300円/12ロール → Amazonで200円/12ロール
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洗剤:ドラッグストアで400円 → まとめ買いで300円
ポイント:
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セール時期を狙う(楽天スーパーセールなど)
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ポイント還元率の高い日を選ぶ
工夫3:代替品の検討
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高級柔軟剤 → PB商品に変更
-
ブランド洗剤 → 詰め替え用の大容量パックに変更
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使い捨て商品 → 繰り返し使える商品に変更
これらは品質にほとんど差がなく、コストだけが下がりました。
4-3. 被服費削減:年間24万円削減
Before:
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被服費:月4万円(年間48万円)
After:
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被服費:月2万円(年間24万円)
削減額:年間24万円
実施した工夫:
工夫1:計画的な購入
Before:
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セールだから買う
-
なんとなく買う
-
同じような服を何着も持っている
After:
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必要なものリストを作る
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シーズン初めに必要なものを購入
-
衝動買いを防ぐ
工夫2:ワードローブの最適化
ミニマリストではありませんが、「着ていない服」が多いことに気づきました。
実施したこと:
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1年間着なかった服はすべて処分
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残った服を組み合わせやすい色で統一
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着回しやすいベーシックアイテムを中心に
結果:
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服の総数:約100着 → 約50着
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朝の服選びの時間が短縮
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新規購入も必要最小限に
工夫3:質の良いものを長く使う
安い服を頻繁に買うより、質の良い服を長く使う方がコスパが良いことに気づきました。
例:
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ファストファッションのシャツ:3,000円(1年で傷む)
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質の良いシャツ:10,000円(5年使える)
5年間のコスト:
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ファストファッション:3,000円 × 5 = 15,000円
-
質の良いシャツ:10,000円
4-4. 交通費・ガソリン代:年間8万円削減
Before:
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交通費(タクシー含む):月2万円(年間24万円)
After:
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交通費:月1.3万円(年間15.6万円)
削減額:年間8.4万円
実施した工夫:
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タクシー利用の基準を明確化
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雨の日の帰宅:徒歩10分以内なら歩く
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疲れているとき:本当に必要か5秒考える
-
-
自転車の活用
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電動自転車を購入(15万円)
-
半径3km以内は自転車で移動
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運動にもなり、一石二鳥
-
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カーシェアの活用
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マイカーを手放し、必要な時だけカーシェア
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駐車場代(月15,000円)も削減
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年間削減額の合計:
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食費:36万円
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日用品:12万円
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被服費:24万円
-
交通費:8万円
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合計:80万円
この章のまとめ:
変動費削減のポイントは「我慢」ではなく「最適化」です。本当に必要なもの、価値を感じるものにはお金を使い、無駄な消費を減らす。この意識の変化が、ストレスなく80万円の削減を実現しました。
第5章:貯蓄・投資戦略|5年で1,800万円を実現
家計改善によって生まれた「余剰資金」をどう活用するか。これが資産形成の鍵です。私たちは固定費と変動費の削減で年間約150万円の余剰資金を生み出し、これを計画的に貯蓄・投資に回しました。
5-1. 資産形成の基本方針
まず、資産の目的別に3つに分類しました。
資産の3分類:
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生活防衛資金(貯蓄)
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目的:緊急時の生活費
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目標額:生活費6ヶ月分 = 180万円
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運用方法:銀行預金(すぐに引き出せる)
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中期資金(貯蓄 + 低リスク投資)
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目的:3-5年以内の大きな支出(住宅購入、教育費など)
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目標額:500万円
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運用方法:定期預金、個人向け国債
-
-
長期投資(投資)
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目的:老後資金、資産形成
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目標額:制限なし(できるだけ多く)
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運用方法:つみたてNISA、iDeCo、株式投資
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5-2. 貯蓄戦略:生活防衛資金の確保
Phase 1(1年目):生活防衛資金180万円を確保
家計改善初年度は、まず生活防衛資金の確保を最優先にしました。
貯蓄計画:
-
月15万円 × 12ヶ月 = 180万円
実際の貯蓄ペース:
-
1-3ヶ月目:月12万円(家計改善の調整期間)
-
4-12ヶ月目:月17万円(ボーナスも含む)
-
合計:183万円達成
この180万円が「心の安定」をもたらしました。何かあってもすぐに対応できるという安心感は、その後の投資にも良い影響を与えました。
5-3. 投資戦略:つみたてNISAとiDeCoの活用
Phase 2(2年目以降):投資を本格スタート
生活防衛資金が確保できたら、投資を本格的に開始しました。
戦略1:つみたてNISAの最大活用
夫のつみたてNISA:
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積立額:月33,333円(年間40万円の上限まで)
-
投資先:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
-
期待リターン:年5%
妻のつみたてNISA:
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積立額:月33,333円(年間40万円の上限まで)
-
投資先:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
-
期待リターン:年7%
夫婦合計:月66,666円(年間80万円)
なぜこの商品を選んだか:
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低コスト 信託報酬が0.1%前後と非常に低い。長期投資では、コストが最も重要です。
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分散投資 全世界株式なら50カ国以上、米国株式なら500社に分散投資できます。
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実績 過去20年のリターンは年平均5-7%(ただし過去の実績は将来を保証しません)
戦略2:iDeCoの活用
夫のiDeCo:
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積立額:月23,000円(年間27.6万円)
-
投資先:eMAXIS Slim 先進国株式
-
税制メリット:年間約6.9万円の所得税・住民税削減
妻のiDeCo:
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積立額:月23,000円(年間27.6万円)
-
投資先:楽天・全米株式インデックス・ファンド
-
税制メリット:年間約5.5万円の所得税・住民税削減
夫婦合計:月46,000円(年間55.2万円) 税制メリット合計:年間約12.4万円
iDeCoの注意点:
iDeCoは60歳まで引き出せません。そのため、生活防衛資金が確保できてから開始しました。
戦略3:余剰資金の運用
つみたてNISAとiDeCoの上限を使い切った後、さらに余剰資金がある月は、特定口座で追加投資しました。
追加投資:
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月0-5万円(収入やボーナス次第で変動)
-
投資先:ETF(VTI、VT など)
5-4. 5年間の投資実績
投資総額(5年間):
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つみたてNISA:80万円/年 × 5年 = 400万円
-
iDeCo:55.2万円/年 × 5年 = 276万円
-
特定口座:約200万円
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合計:876万円
評価額(2025年2月時点):
-
つみたてNISA:約530万円(+130万円、+32.5%)
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iDeCo:約360万円(+84万円、+30.4%)
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特定口座:約250万円(+50万円、+25%)
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合計:約1,140万円(+264万円、+30.1%)
年平均リターン:約5.4%
ただし、この5年間は株式市場が比較的好調だった時期です。今後も同じリターンが続く保証はありません。
5-5. 投資で学んだ教訓
教訓1:市場の暴落に動じない
2020年3月のコロナショックで、資産が一時的に30%減少しました。しかし、売却せずに積立を続けた結果、1年後には元の水準を回復し、その後さらに成長しました。
暴落時の対応:
-
パニック売りをしない
-
むしろ買い増しのチャンス
-
長期視点を保つ
教訓2:情報に踊らされない
「今が買い時」「この株は上がる」といった情報は常にあふれています。しかし、私たちは「インデックス投資を淡々と続ける」という方針を貫きました。
投資方針:
-
市場タイミングを狙わない
-
毎月定額を積み立てる(ドルコスト平均法)
-
個別株には手を出さない
教訓3:夫婦で投資方針を共有
投資は夫婦で方針を共有することが重要です。一方が不安を感じたまま投資を続けるのは、精神的に良くありません。
私たちのルール:
-
投資方針は必ず二人で決める
-
リスク許容度を定期的に確認
-
含み損が出ても責めない
5-6. 貯蓄と投資のバランス
5年間の資産形成実績:
項目金額生活防衛資金(預金)180万円中期資金(定期預金・国債)480万円投資(つみたてNISA、iDeCo、特定口座)1,140万円合計1,800万円
資産配分:
-
預金:37%(660万円)
-
投資:63%(1,140万円)
私たちの場合、リスク許容度が比較的高いため、投資比率を高めにしています。ただし、生活防衛資金は必ず確保しています。
この章のまとめ:
資産形成は「貯蓄」と「投資」の両輪が重要です。まず生活防衛資金を確保し、その上で長期的な視点で投資を行う。この戦略で、5年間で1,800万円の資産を形成できました。
第6章:時短・家事分担|共働きを持続可能にする仕組み
お金が貯まっても、夫婦関係や健康を犠牲にしては意味がありません。共働きを持続可能にするには、時間管理と家事分担の最適化が不可欠です。
6-1. 家事分担の現状分析
家計改善と並行して、家事分担も見直しました。まず、1週間の家事をすべてリストアップし、誰がどれだけ時間をかけているか計測しました。
家事分担Before(妻の負担が大きい状態):
家事時間/週担当料理7時間妻食器洗い3.5時間妻洗濯3時間妻掃除2時間妻買い物2時間妻ゴミ出し0.5時間夫子どもの世話15時間妻9割、夫1割合計33時間妻:31時間、夫:2時間
妻の家事負担が圧倒的に大きく、これがストレスの原因になっていました。
6-2. 家事分担の再設計
再設計の3原則:
-
完全平等ではなく、納得できる分担 時間で完全に半々にするのではなく、お互いが納得できる分担を目指しました。
-
得意・不得意を考慮 料理が得意な方が料理を担当するなど、効率性も重視。
-
固定担当制ではなく、流動的に 「この家事は絶対に○○担当」ではなく、状況に応じて柔軟に対応。
家事分担After:
家事時間/週担当料理(平日)3時間妻(時短調理)料理(休日)2時間夫食器洗い0時間食洗機洗濯(干す・畳む)2時間夫洗濯(洗濯機を回す)0時間自動掃除(平日)0時間ロボット掃除機掃除(週末)1時間夫婦で分担買い物1時間夫婦で週1回ゴミ出し0.5時間夫子どもの世話12時間夫婦で分担(5:5)合計21.5時間妻:10時間、夫:11.5時間
削減効果:
-
家事時間合計:33時間 → 21.5時間(-11.5時間/週、-46時間/月)
-
妻の負担:31時間 → 10時間(-21時間/週)
-
夫の負担:2時間 → 11.5時間(+9.5時間/週)
6-3. 時短家電への投資
家事時間を削減するため、時短家電に投資しました。これは「コスト」ではなく「投資」と考えました。
投資した時短家電:
-
食洗機:12万円
-
削減時間:週3.5時間
-
年間削減時間:182時間
-
時給換算(2,000円):年間36.4万円相当
-
-
ドラム式洗濯乾燥機:25万円
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削減時間:週1時間(干す・取り込む時間)
-
年間削減時間:52時間
-
時給換算:年間10.4万円相当
-
-
ロボット掃除機:8万円
-
削減時間:週1時間
-
年間削減時間:52時間
-
時給換算:年間10.4万円相当
-
合計投資額:45万円 年間削減時間:286時間(約12日分) 時給換算の価値:年間57.2万円相当
初期投資は大きいですが、1年で元が取れる計算です。さらに、精神的な余裕も得られました。
6-4. 家事の効率化テクニック
家電に頼るだけでなく、家事のやり方自体も効率化しました。
テクニック1:まとめて処理
Before:
-
洗濯:毎日少量ずつ
-
料理:毎食ゼロから作る
-
掃除:気になったら都度やる
After:
-
洗濯:2日に1回まとめて
-
料理:週末に作り置き、平日は温めるだけ
-
掃除:週1回まとめて
まとめて処理することで、準備や片付けの時間が削減されました。
テクニック2:動線の最適化
キッチン、洗濯機、クローゼットの配置を工夫し、家事動線を短縮しました。
例:
-
洗濯機の近くにハンガー収納
-
キッチンに食品ストック棚を設置
-
掃除道具を各階に配置
テクニック3:「名もなき家事」の見える化
調味料の補充、ゴミ袋の交換、トイレットペーパーの補充など、「名もなき家事」をリスト化し、夫婦で共有しました。
名もなき家事リスト:
-
シャンプー・ボディソープの補充
-
調味料の在庫確認・補充
-
ゴミ袋の交換
-
トイレ掃除
-
洗面所の掃除
-
玄関の掃除
-
郵便物の整理
-
子どもの学校プリント確認
これらを可視化することで、妻だけが気づいて対応する状況を改善しました。
6-5. 子育て分担の工夫
子育ても、できるだけ平等に分担するよう心がけました。
分担の工夫:
-
朝の準備:夫担当
-
子どもを起こす
-
朝食を食べさせる
-
保育園の準備
-
送り
-
-
夜の寝かしつけ:妻担当
-
お風呂
-
寝かしつけ
-
-
休日の公園:夫担当
-
午前中、子どもを公園に連れて行く
-
妻は自由時間
-
このように、時間帯や曜日で分担することで、お互いに「自分の時間」を確保できました。
6-6. 夫婦の時間確保
共働き・子育て中でも、夫婦の時間は大切です。
実践していること:
-
月1回のデートデイ
-
両親に子どもを預け、夫婦で外出
-
費用は月の予算から確保(2万円)
-
-
週1回の夫婦会議
-
日曜夜、子どもが寝た後
-
家計、予定、悩みなどを共有(30分)
-
-
毎日の会話時間
-
夕食後、15分だけテレビを消して会話
-
これらの時間が、夫婦関係の維持に大きく貢献しています。
この章のまとめ:
共働きを持続可能にするには、家事・育児の効率化と分担が不可欠です。時短家電への投資、家事の仕組み化、夫婦のコミュニケーションによって、お金だけでなく時間と心の余裕も手に入れることができました。
第7章:メンタル面の変化|お金と向き合うことで得たもの
家計改善は、単に貯蓄が増えるだけではありません。お金と真剣に向き合うことで、精神面にも大きな変化がありました。
7-1. 漠然とした不安からの解放
Before: 「このままで大丈夫なのか」という漠然とした不安が常にありました。
-
老後資金は足りるのか?
-
子どもの教育費は準備できるのか?
-
住宅は購入できるのか?
-
もし病気やリストラがあったら?
これらの不安は、具体的な数字を把握していないからこそ生まれていました。
After: 家計を見える化し、将来のシミュレーションを行うことで、不安が「課題」に変わりました。
ライフプランシミュレーション:
現在の資産(30歳時点):
-
貯蓄:180万円
-
投資:300万円
-
合計:480万円
今後の収支予測(年間):
-
貯蓄:180万円/年
-
投資:140万円/年
-
合計:320万円/年
40歳時点の予測資産:
-
貯蓄:180万円 + 180万円×10年 = 1,980万円
-
投資:300万円 + 140万円×10年(5%複利) = 約2,500万円
-
合計:約4,480万円
60歳時点の予測資産:
-
投資を継続(30年間):約9,000万円
-
貯蓄:約3,600万円
-
合計:約1億2,600万円
老後必要額:
-
月の生活費:25万円
-
年間:300万円
-
65歳から95歳まで(30年):9,000万円
-
年金受給額(夫婦合計):月20万円、年240万円
-
30年で7,200万円
-
不足額:1,800万円
現在のペースで資産形成を続ければ、老後資金は十分に確保できることがわかりました。
7-2. 夫婦関係の改善
お金の問題は、夫婦関係に大きな影響を与えます。
Before:
-
お金の話をするとケンカになる
-
相手の支出に不満を持つ
-
将来の話ができない
After:
-
お金の話を定期的にする
-
支出は透明でお互い納得
-
将来の目標を共有できる
具体的な変化:
-
信頼関係の向上 家計を共有することで、「隠し事がない」安心感が生まれました。
-
共通目標の設定 「5年後に住宅購入」「10年後に海外旅行」など、具体的な目標を共有できるようになりました。
-
感謝の言葉が増えた 「今月も頑張ったね」「ありがとう」という言葉が自然に出るようになりました。
7-3. 価値観の明確化
お金と向き合うことで、自分たちが本当に大切にしたいものが見えてきました。
私たちの価値観:
-
経験にお金を使う モノよりも経験。家族旅行、外食、習い事などには惜しまない。
-
時間を買う 時短家電やサービスには投資する。時間こそが最も貴重な資源。
-
将来の自由を優先 今の消費を少し抑えても、将来の選択肢を増やす。
-
健康への投資 ジムや健康食品、定期検診などは削らない。
これらの価値観を明確にすることで、お金の使い道に迷わなくなりました。
7-4. 子どもへの金融教育
家計改善の過程で、子どもにもお金の大切さを教えるようになりました。
実践している金融教育:
-
お小遣い制の導入(小学生から)
-
月500円から開始
-
使い道は自由だが、記録をつける
-
貯金の概念を教える
-
-
お金の話をオープンにする
-
「これは高いから買わない」ではなく、「予算があるから今月は見送る」と説明
-
欲しいものがあるなら、お小遣いを貯めて買う選択肢を示す
-
-
投資の概念を教える
-
「お金を働かせる」という考え方を伝える
-
つみたてNISAの子ども版(ジュニアNISA廃止後は未成年口座)を検討中
-
7-5. 仕事へのモチベーション
家計改善は、仕事へのモチベーションにも影響しました。
Before: 「生活のために働く」という感覚。仕事がストレス。
After: 「目標達成のために働く」という前向きな感覚。
変化の理由:
-
目標が明確 「5年で1,800万円貯める」という具体的な目標があると、頑張る意味が見える。
-
成果が見える 毎月の資産が増えていく様子が、モチベーションになる。
-
選択肢が増える 資産があることで、「いざとなったら転職もできる」という心の余裕が生まれる。
7-6. 社会への貢献意識
お金に余裕ができると、社会への貢献を考えるようになりました。
実践していること:
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寄付
-
年間5万円を目安に、災害支援や教育支援に寄付
-
ふるさと納税も活用
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-
ボランティア
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月1回、地域の清掃活動に参加
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子どもと一緒に参加し、社会貢献の意識を育てる
-
-
知識の共有
-
家計改善の経験をブログで発信(このnoteも含む)
-
友人からの相談にも積極的に応じる
-
この章のまとめ:
家計改善は、お金だけでなく、精神面にも大きなプラスの影響をもたらします。不安の軽減、夫婦関係の改善、価値観の明確化、仕事へのモチベーション向上など、人生全体の質が向上しました。
第8章:よくある失敗と対策
5年間の家計改善の過程で、私たちも多くの失敗をしました。ここでは、よくある失敗とその対策をお伝えします。
8-1. 失敗1:完璧を目指しすぎる
失敗例: 家計簿を毎日つけることを目標にしたが、1週間で挫折。
原因: 完璧主義。1日でもサボると「もういいや」となってしまう。
対策:
-
完璧を目指さない。8割できればOK。
-
自動化できる部分は自動化(クレジットカード明細の活用)
-
大まかな把握で十分。1円単位まで合わせる必要はない。
8-2. 失敗2:削りすぎてストレスが溜まる
失敗例: 外食を完全にやめたら、夫婦ともにストレスが溜まり、ある日爆発的に使ってしまった。
原因: 過度な節約。楽しみを完全に排除した。
対策:
-
楽しみは予算内で確保
-
「使わない」ではなく「計画的に使う」
-
メリハリをつける(週1回の外食は確保など)
8-3. 失敗3:投資のタイミングを狙いすぎる
失敗例: 「もっと下がったら買おう」と待っていたら、逆に上がってしまった。
原因: 市場タイミングを狙おうとした。
対策:
-
ドルコスト平均法で毎月定額を積み立てる
-
タイミングを狙わない
-
長期視点を持つ
8-4. 失敗4:夫婦で温度差がある
失敗例: 夫は投資に積極的だが、妻は不安。結果、意見が対立。
原因: リスク許容度の違いを理解していなかった。
対策:
-
お互いのリスク許容度を確認
-
投資比率を調整(妻が不安なら、預金比率を高める)
-
定期的に話し合う
8-5. 失敗5:目標が曖昧
失敗例: 「なんとなく貯蓄を増やす」という目標では、モチベーションが続かない。
原因: 具体的な目標がない。
対策:
-
「5年で1,800万円」など、具体的な数値目標を設定
-
目標達成後の使い道を明確にする(住宅購入、旅行など)
-
中間目標も設定(1年で360万円など)
8-6. 失敗6:ライフイベントの見落とし
失敗例: 突然の車の買い替えで、貯蓄を大きく取り崩してしまった。
原因: 将来のライフイベントを想定していなかった。
対策:
-
ライフイベント表を作成
-
5年後、10年後の大きな支出を予測
-
特別費として毎月積み立てる
ライフイベント表の例:
年イベント予想費用2026車検10万円2027子ども小学校入学15万円2028車買い替え200万円2030住宅購入頭金500万円2033子ども中学入学20万円
この章のまとめ:
失敗は誰にでもあります。大切なのは、失敗から学び、改善すること。完璧を目指さず、柔軟に対応することが、家計改善を継続する鍵です。
第9章:今日から始める家計改善アクションプラン
ここまで、私たちの5年間の家計改善の軌跡をお伝えしてきました。最後に、今日から始められる具体的なアクションプランをご紹介します。
9-1. 第1週:現状把握
やること:
-
直近3ヶ月のクレジットカード明細を確認
-
銀行口座の入出金履歴を確認
-
月の収入と支出を計算
-
資産と負債をリスト化
所要時間:3-4時間
ゴール: 現在の家計の全体像を把握する。
9-2. 第2週:支出の分析と分類
やること:
-
支出を「固定費」と「変動費」に分類
-
さらに「必須」「削減可能」「選択的」に分類
-
削減の優先順位をつける
所要時間:2-3時間
ゴール: どこから削減するかの優先順位を決める。
9-3. 第3週:固定費の見直し
やること:
-
通信費の見直し(格安SIMへの乗り換え検討)
-
保険の見直し(必要保障額の計算)
-
サブスクの見直し(使っていないものは解約)
-
電力会社の見直し
所要時間:4-5時間
ゴール: 月2-3万円の固定費削減。
9-4. 第4週:家計管理システムの構築
やること:
-
口座の整理(メイン口座、貯蓄口座、投資口座の設定)
-
自動振替の設定(先取り貯蓄・投資)
-
予算の設定
-
家計簿アプリまたはスプレッドシートの準備
所要時間:3-4時間
ゴール: 継続できる家計管理の仕組みを作る。
9-5. 第2ヶ月:変動費の最適化
やること:
-
食費の見直し(週1回のまとめ買い)
-
日用品の見直し(ストック管理、まとめ買い)
-
被服費の見直し(計画的な購入)
-
交通費の見直し
所要時間:継続的に実施
ゴール: 月2-3万円の変動費削減。
9-6. 第3ヶ月:投資の開始
やること:
-
生活防衛資金の目標額設定(生活費6ヶ月分)
-
つみたてNISAの口座開設
-
iDeCoの検討・口座開設
-
毎月の積立額を決定
-
自動積立の設定
所要時間:5-6時間(初回のみ)
ゴール: 投資を自動化し、資産形成をスタート。
9-7. 長期的な習慣
継続すること:
-
月1回の家計会議(30分)
-
週1回のミニ会議(15分)
-
年1回のライフプラン見直し(2時間)
ゴール: 家計改善を継続し、目標を達成する。
9-8. 目標設定のテンプレート
短期目標(1年):
-
貯蓄額:○○万円
-
投資額:○○万円
-
固定費削減:月○万円
-
変動費削減:月○万円
中期目標(3-5年):
-
総資産:○○万円
-
達成したいこと(住宅購入、車買い替えなど)
長期目標(10年以上):
-
老後資金:○○万円
-
理想のライフスタイル
この章のまとめ:
家計改善は、一歩ずつ進めることが大切です。最初から完璧を目指さず、できることから始めましょう。3ヶ月続けば、それが習慣になります。
終わりに:共働きだからこそできる資産形成
5年前、私たちは「共働きなのにお金が貯まらない」と悩んでいました。しかし、家計と真剣に向き合い、仕組みを整えることで、年収800万円から1,800万円の資産を形成することができました。
5年間で実現したこと:
-
貯蓄:660万円
-
投資:1,140万円
-
合計:1,800万円
-
年間貯蓄・投資額:150万円 → 360万円
そして得たもの:
-
経済的な安心感
-
夫婦関係の改善
-
時間的な余裕
-
将来への希望
共働きは、確かに大変です。時間もなく、疲れも溜まります。しかし、共働きだからこそ、二人の力を合わせて大きな資産を形成できるのです。
最後に伝えたいこと:
-
完璧を目指さない 8割できれば十分。継続が最も大切。
-
夫婦で協力する 一人で頑張るのではなく、二人で目標を共有する。
-
楽しみは残す 節約のために人生を犠牲にしない。メリハリが大切。
-
長期視点を持つ すぐに結果は出ないが、5年後、10年後には大きな差になる。
-
今日から始める 「いつか」ではなく「今日」から。小さな一歩が未来を変える。
この記事が、あなたの家計改善のきっかけになれば幸いです。共働き家庭の資産形成は、決して夢ではありません。一緒に頑張りましょう。